ここ数か月ずっと腹痛など続いていたので、思い切って大腸カメラ(と胃カメラを一緒に)やることにしました。結果を先に書くと予約してから実際の検査までの1か月の間に腹痛は収まり、カメラでは異常は何もなかったので、精神的なものが原因の可能性というなんともはやなオチでしたが…。
大腸カメラのレポートは世の中にあふれていますが、自分の例もその一つに付け加えようと思います。なお、個人的な経験なので、誰にでもあてはまるわけではないことをご了承ください。
経験
大腸カメラはこれが初めてです。
ついでに胃カメラは口から3回、鼻から1回(+1回は気分が悪くなって延期)です。口からやっても鼻からやっても酷い目にあったので、次回やるなら鎮静剤ありにしよう…と思っていました。
予約
まず鎮静剤ありで大腸カメラと胃カメラを同時にやってくれるところで、公共交通機関に近いところを探しました。早速予約を取ろうとすると、1か月先まで空いておらず…。でも仕方ないです。
検査は大切だと思いますが、検査まで1か月も憂鬱な気持ちで過ごさなければならない、というのはQoLにかなり悪いです。
一週間前
事前の診察と、前々日の下剤「ピコスルファートナトリウム」、前日の検査食「クリアスルー3食セット」、その他書類などをもらいました。また、本格的な下剤は病院内で飲むことにしてもらいました。
この一週間もかなり憂鬱な気持ちで過ごしました。
前々日
普通の食事でよい、という話でしたが、消化に悪いものは避けて、消化によいものを選ぶようにしました。また、水入りペットボトルを常に置き、意識して水を飲むようにしていました。
そして夜21時、下剤「ピコスルファートナトリウム」です。目薬みたいな容器に入っていて、これを70滴したら必要な5mlになるとのこと。というわけで容器をちょっと押してみたら勢いよく吹き出してしまって「滴」じゃなくなってしまいました。滴数以外にもはかり方は書いてあったのでそっちにしたらよかったかな…。とにかく水を足して飲んでみると、結構甘い。
で、この下剤は効果が出るのが6〜12時間らしく、寝てる間に大惨事になったらどうするんだ…ということを恐れて、毎晩服用している睡眠導入剤(ルネスタ)も飲めず、当然ながらなかなか寝つけませんでした。
前日
ずーっとうつらうつらしてた気がするんですが、スマートウォッチだと「よく寝てた」そうです。本当かよ…。結局一晩中便意はなかったのですが、朝一番の水を飲んでみたところ、すぐに何か来たな、という具合にお通じがありました。そのあとは一日中少し便意あるな、という感じで過ごしていました。
前日の三食は検査食「クリアスルー3食セット」になります。が、お昼がどうしても足りない感じで我慢できなかったのでバナナを一本食べました。これは食べてよいものでしたが、当日失敗したらどうしよう、という余計な不安の種を1つ追加してしまいました。
そして夜21時、下剤「ピコスルファートナトリウム」をもう一度なのですが、50滴くらいしかありませんでした。やはり前々日の分は多すぎたか…。でももう仕方ないので、それだけでも飲みます。
当日の持ち物の準備。
- ジャージ
- 動きやすく脱ぎやすい服装。
- 下着・ゴミ袋
- 万が一の場合に備えて。
- ストロー
- 下剤の味がきついときはストローで飲むと軽減されるらしい。
- お〜いお茶600ml、健康ミネラルむぎ茶600ml、水道水500ml
- 下剤は量が多く、濃い味に飽きてくると飲めなくなるので、味変用に種類を用意。
- ウォークマン
- 手が自由で、中断しても邪魔になりにくい。おおむねインスト曲だけ入れていきました。
前々日分の経験で、寝てる間に大変なことにはなるまい、ということで睡眠導入剤(ルネスタ)を飲んで就寝です。
当日朝
早朝に目が覚めて、朝一番の水を飲む…が便意がこない。病院に移動中に来たらそれこそ大惨事、ということで、出発ギリギリまで粘ってお通じしてから出発しました。そしたら予定の20分くらい遅刻しましたが、それについては何も言われませんでした。
最初の30分
下剤は「モビプレップ」、スタンダードなやつみたいです。いつでも飲めるように準備されていました。これを1時間で1リットル、さらに水またはお茶を500mlと、かなり途方もない量に思えてきます。また「ゆっくり」「少しずつ」というのがASDゆえに通じません。前日・前々日の飲水もこの予行練習を想定していたのですが、あんまり参考にならず…。
ぶっつけ本番でやるしかない。とばかり、コップ1杯(推定200-250ml)にモビプレップを入れてストローで一口吸ってみると…。確かに梅ジュース、それも濃い目、といった感じ。梅味は好きなので、これには抵抗なしです。が「ゆっくり」「少しずつ」の加減がわからない…。それに味が濃すぎて、嫌ではないけど飽きる。味変の麦茶ばかり飲んでしまう。
飲み始めて15分くらいでおなか違和感が出てくるけど、それだけ。結局最初の1杯を飲み終わるのに30分かかってしまった。麦茶は300mlも飲んでる。とはいえ、モビプレップを一気に飲むと気持ち悪くなったり吐いたりするらしいので、焦りは禁物。
次の30分
コップ2杯目からは麦茶からお〜いお茶にチェンジ。何口か飲んでいたら、ついにお通じ。が、それで何だか疲れてしまった。どんどん飲んではいるのだけど、そのまま出ていってしまっているせいか、満腹感はないのが不思議。少し休憩を挟みつつ、飲む量を少し増やして30分で2杯目を飲み切った。しかし、1時間で1リットルのはずが、1時間で半分も飲めてない。大丈夫なんだろうか。
その次の30分
コップ3杯目。麦茶は飲み終わってしまった。ホールに温かい烏龍茶があったのでそちらを利用。ここからは、およそ5〜10分おきにトイレと往復。個室と専用トイレがやや遠く、個室に戻ったら一口飲んでまたトイレへ…ということもしばしば。また、ガスが出ると思ったら水様、ということもあるので油断は禁物。
最後の30分
コップ4杯目。10分おきくらいにトイレと往復。もうほとんど水しか出てない感じだけど、もう少しで目標の1リットルになるので我慢して飲む。4杯目を飲み切ったところで、10回目のトイレ。水しか出ていないという確認をもらってOKに。
待ち時間
さて予定の1時間を大幅に越えて2時間かかってOKが出たけど、それでも検査まで2時間もある。その間は飲水禁止。前日はあまり食べてないし、おなかが鳴り始めましたが、不安のせいか空腹感はなかったです。
狭い個室の中だと不安が募りすぎて気が滅入るので、廊下とホールをうろうろ。水になったあとも最初の1時間はまだ10分おきくらいに5回くらいトイレへ。その間はずーっと不安。
- 出きってなくて中止・延期になったらどうしよう(バナナ食べたせいで…)
- お茶ばっかり飲んでたから、胃に残ってたらどうしよう
- 睡眠導入剤使ってるから、鎮静剤効かなかったらどうしよう
- 苦しかったり痛かったりしたらどうしよう
- 何か見つかったらどうしよう
- ポリープ取って血が止まらなかったらどうしよう
- 悪性だったらどうしよう
- 鎮静剤から目が覚めなかったらどうしよう
- この後、帰るときどうしよう
などなど、この2時間、ずーっと不安がぐるぐるしていました。
検査
そして時間になり、検査室へ呼ばれる。でもすぐに検査というわけでもなく、待合室でしばらく待たされる。もう早くしてほしい。
やっと呼ばれてベッドへ。胃の中を見やすくする薬はちょっとマズい。ザ・薬という味。点滴(中身はまだ生理食塩水)をして、足首に血圧計をつけて、体勢をかえて、マウスピースをして、「姿勢はこんな感じでいいですか?」とか聞いたら、
検査後
次にはもう終わってました。気がついたらリカバリールームで寝ていたという状態です。聞いたらもう1時間経ってたようですが、まったく記憶がないです。しばらく安静にということで寝ていたら「特に異常はなかったです」と結果を聞かされ、個室に戻って着替えて精算して終わり。帰宅しました。
感想
冒頭にも書きましたが、何も異常はなかったし、不安だったことは一つも起きなかったので、トータルやってよかったと思います。異常があったらあったで検査してなかったら見つからなかっただろうし、消去法で病気を特定するしかないこともあるし。そして初回だったからなおさら不安も大きかったです。
鎮静剤があれば検査そのものの苦痛はまったくなかったのですが、
- 予約日までや検査までの待ち時間が長く、不安や憂鬱が続く(仕方ないことかも)
- 食事や睡眠に関する事前準備が大変すぎる
- 下剤が大変、味が受け付けない人だとより大変、時間もかかる
- 喉が痛い、おそらく摩擦の炎症(経鼻でも摩擦で炎症を起こして高熱出たことあり)
あたりがあり、頻繁に受けるにはつらいなというのもあります。
体調がよくないから検査を受ける、というのはそうなんですが、大腸カメラはかなり体力や気力を消耗するので体調がよいときに何とか時間を作って検査をしたほうがよいとも思いました。
